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高齢運転者による交通事故と自動運転技術開発のZMP上場について

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ゆびろぐ 高齢運転者による交通事故件数の増加報道は本当なのか?自動運転技術開発のZMP上場と関係あり?

どうも、メノウ(@wonderful5150)です。

 

ただの噂話ですが……。

 

最近の高齢運転者による車の交通事故報道の多さについてですが、ZMPが上場間近(マザーズに12月19日上場予定)なので、その援護射撃的な力が働いているのでは?といった穿った見方があるという話です。

 

ちなみにZMPの事業内容です。

 

  1. ADAS(先進運転支援)、自動運転技術開発用プラットフォームRoboCarシリーズ及びセンサ・システムの開発・販売
  2. 移動体メーカ(自動車、商用車、建設機械、農業機械、物流搬送機器、屋外作業機械等)向け自動運転等の開発支援、実験代行業
  3. 物流支援ロボットCarriRoの開発・販売
  4. 大学・企業向け研究用ロボット、ロボット教材 
ZMP Inc. | 会社情報

 

自動運転技術開発用プラットフォームRoboCarシリーズを開発していることもあり、高齢者が事故を起こす報道が増えれば「高齢者の運転は危険⇒自動運転の需要高まる」という簡単な図式が見えてきます。別に悪い話じゃないですし、相次ぐ交通事故の報道もたまたま重なっているだけとも言えますが、本当?という感覚がしないでもないわけです。

 

実際に高齢者による交通事故は多発していいて、死亡事故など悲惨なものも多く、巻き込まれた方にはご冥福をお祈りするばかりです。同一人物による連続死亡事故なんていう驚くべきニュースもありました。

 

blog.livedoor.jp

 

が、ここのところ相次ぐ高齢者の運転事故ニュースは、そもそも事故件数自体はそう側っていないのに、報道機関が取り上げている数が増えただけでは?なんて声も聞かれます。

 

では、高齢運転者による交通事故件数の推移を見てみましょう。

 

平成22年までの高齢運転者による交通事故件数

 

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平成23年版高齢社会白書 第1章 高齢化の状況 - 内閣府

一方で、高齢運転者による交通事故件数についてみると、年々増え続けている。65歳以上の高齢運転者(原付以上)による交通事故件数は、平成22(2010)年は106,311件と、21(2009)年に比べ1.4%増加した。ただし、高齢化の影響による高齢者人口の増加によるものが大きく、高齢者の運転免許保有者に占める高齢者の事故件数の割合は、16(2004)年をピークに減少傾向にある(図1-2-6-5)。(引用同上)

 

高齢者自体が増えているので、どうしても事故件数も増えてしまうという事実はあるものの、割合自体は2004年をピークに減少傾向にあるということです。

 

「やっぱり報道が過熱しているだけじゃん!」

 

と、鼻息荒くなりましたが、上記は平成22年までなので、もっと直近のグラフは無いかと探したら以下のグラフが出てきました。

 

 平成26年までの高齢運転者の交通事故件数

 

(※こちらのグラフは都内の集計のみとなっています)

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防ごう!高齢者の交通事故! 警視庁

(注記)高齢運転者とは、原付以上(特殊車を含む。)を運転している65歳以上の者をいいます。

都内における交通事故の総件数は年々減少し続け、平成26年は37,184件で10年前の半数以下となりました。
その一方で高齢運転者が関与する交通事故の割合は、年々高くなり、平成26年は総件数の20.4パーセントを占め、10年前の約1.9倍となっています。

 

上記の表は都内のみの集計であることに留意してほしいですが、交通事故の総件数自体は減少しているのに65歳以上の高齢運転者の事故の割合は増加してますね。

 

結論:高齢運転者による交通事故の割合は増えている 

というわけで、ZMPの上場絡みで高齢運転者の事故報道が過熱してるかも?疑惑を見てみましたが、普通に「高齢運転者による事故の割合は近年増加しており、死亡事故も増加していると思われる」というのが実態だったようです。

 

ZMPの変な噂話を信じそうになって、正直すまなかった(´・ω・`)

 

これで自動運転関連の技術や銘柄の需要が高まるといいですね。

ちなみにZMPは、こんなニュース出てましたけどね……。

 

www.nikkei.com

 

 年代別で議論すると見誤るかもしれない

ちなみに、つい先日、下記のリンクにある年代別での事故の割合をもとに議論を展開した記事もありましたが、高齢者については認知能力の低下によって招かれる悲惨な事故が多いこともあるので、健常者である20代のドライバーの方が交通事故を起こしている割合が多いと主張しても、あまり意味がないというブコメをされていました。

 

bylines.news.yahoo.co.jp

 

結局、交通事故の統計は年代別という大雑把な括りで議論してしまうと、単なるレッテル貼りに陥りやすいので、下記のリンク先にあるように、それぞれミクロ的に精査する必要があるという話でしょうか。

 

 運転動作の誤りを防ぐ ~若者、高齢者に多い操作不適事故~