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【株の本】うねり取り入門ー株のプロへの最短コース

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相場師、林輝太郎の著作。表題の「うねり取り」ですが、これはアノマリー(アノマリーとは)を重視した投資で、この本の場合だと「三カ月周期」・「三月またがり六十日」を一定の周期としてとらえて行う投資法になるのだそう。つまりこの周期に合わせて上げ下げを繰り返す銘柄を選定したうえで買いなら年2回、売りもやるなら年4回ぐらいの回数の売買で稼ぐ投資法になります。天井や底を意識し過ぎず、その波が転換し始めたと分かったらそこに乗っていくような順張りのイメージでしょうか。年間の投資回数の少なさはプロらしからぬ印象を受けますが、必要のない投資はせずに休んでいることも重要視しており、プロだからこそ単純な投資を心掛けるといった論調で語られています。

 

20年近く前に出版された本なので(さらにこの本自体、雑誌連載のコラムかなにかをまとめた本なのか独特な文体)、チャートも日足を紙に手書きしたり(これも一家言ある模様。笑)、アルゴが大暴れしたりネットで情報がすぐに伝播して即日イナゴタワーが形成されるような事象のない時代の話なわけで、「三カ月周期」を繰り返す銘柄なんて今じゃないだろうと思ったりもしましたが、うねり取り銘柄の条件として「業績変化のない銘柄・品薄でない銘柄・材料株は避ける」などとあり、当時からターゲットとなりえる銘柄は限定的だった様子。故に銘柄固定投資におのずとなっていくのだろうなと理解しました。

 

うねり取り入門―株のプロへの最短コース

うねり取り入門―株のプロへの最短コース